オーラルフレイルって知ってますか? Part.1|石神井公園駅徒歩1分の歯医者|L歯科クリニック|平日20時30分まで土日も診療

歯科医療コラム

オーラルフレイルって知ってますか? Part.1

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皆さん、こんにちは。L歯科クリニックです。

今回のテーマは、オーラルフレイルについて(Part.1)お話したいと思います。今回は、オーラルフレイルの概要を中心にお話します。

 

「オーラルフレイル」ご存じですか?

なかなか聞きなれない言葉ですが、最近の歯科業界では「オーラルフレイル」は常に話題に挙がるほどのトピックスなのです。オーラルフレイルとは、口腔機能の軽微な低下や食の偏りなどを含み、身体の衰え「フレイル」の1つということです。簡単に言えば、「虚弱」の状態であるということ。オーラルフレイルは、お口の機能の健常な状態(健康な口腔)とお口の機能の低下との間にある状態のことを指します。要は、健康と機能障害との中間にあたり、可逆的(元に戻ることができる)であることが大きな特徴です。

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健康である人と要介護の人の間には、高齢になって筋力や心身(例えば、認知機能や社会とのつながり)の活力が低下している「フレイル」と言われる段階があります。筋力などの身体機能の低下の前に、社会参加や他の人との交流が減ったり、ささいな口の機能の衰えが現れてくるのです。それが、「オーラルフレイル」と呼ばれるものです。例えば、お食事中によく食べ物をこぼすようになった、あるいは、むせることが増えた、などです。

口腔は食べたり、コミュニケーションを介した人との関わりにおいてとても重要な役割を果たしています。お食事中に食べ物をこぼすようになったとしても、そのような口腔機能の低下は、特別に重要視されない傾向があります。致命的ではないからです。しかし、日常生活での小さな障害というのは、ご本人の自覚がないまま、気づいた時にはかなり進行していることも少なくありません。

 

こうした状態が続くと、それは「オーラルフレイル」の状態である可能性があります。要介護の状態になる前に、こういったオーラルフレイルの症状が現れるので、このままフレイルの状態が続けば、後にはフレイルから続く要介護状態に陥ることが考えられます。オーラルフレイルの状態であると、将来的に全身のフレイルとなり要介護認定、さらには死亡のリスクが高いことが分かっています。その様なことが起きたら大変ですので、お口のささいな衰えが軽視されないようにする必要があります。口腔の機能低下、食べる機能の障害、心身機能低下までつながる負の連鎖を止めないといけません。

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口腔機能のささいな低下状態であるオーラルフレイルは低栄養のリスクとなることが知られています。また、それだけではなく、食品摂取の多様性や孤食、社会とのつながりとも関連することが分かっています。すなわち、口腔の健康状態は、新進の状態や生活習慣とも深く関係し、オーラルフレイルへの対策として、口腔機能の改善だけでは十分ではないことも報告されています。口腔機能の改善にプラスして、十分な栄養を摂取し、お食事を楽しみ、生活の質(QOL)の向上を目指し、「心身」共に健康になることが対策として重要なことと言えます。

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「オーラルフレイル」を予防するには3つのポイントがあります。

1.栄養

2.身体活動

3.社会参加

 

1.栄養では、お食事や口腔機能に関係します。タンパク質やバランスの良いお食事を心がけることによって、体に必要な栄養素やビタミン類を摂取することができます。さらに歯科口腔の定期的な管理が必要です。口腔の機能の低下が全身に影響を及ぼすことから、少しでも気になることがあれば、診てもらうかかりつけ歯科医の存在が重要になります。

2.身体活動では、運動や社会活動に関係します。たっぷり歩いて健康を維持し、フレイルからくる筋力低下を予防するために、ちょっと頑張って筋トレも必要なのではないでしょうか。

3.社会参加では、就労や余暇活動、ボランティアなどに関係します。お友達と一緒にお食事するのも良いです。他者との関わりや交流は心身のケアに重要な役割を担っています。一緒に趣味の活動をしても良いです。孤食や孤立しないよう、前向きに社会参加をすることが重要ですし、また周りにそのような高齢の方がいれば、社会に参加できるような周りの地域のサポートも必要かもしれません。

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今回は、オーラルフレイルという誰しもが今後直面するであろう重要なお話をしました。オーラルフレイルの状態や症状は、皆さん一人一人異なります。ささいな事でも気になるお口の症状があれば、少し気に留めることが必要かもしれません。周りの方のサポートも必要になるかもしれません。最初にお伝えしましたが、オーラルフレイルは可逆的なものです。ということは、今のご自身の状態を正確に把握することで、しっかりと対策を取れば、元の健康な状態に近づくことができるということなのです。

 

オーラルフレイル予防のために、

1.かかりつけ歯科医を持ちましょう

2.口の「ささいな衰え」に気を付けましょう

3.バランスのとれた食事を取りましょう

 

ささいな衰えが後に全身の衰えにつながります。それを見逃さないように注意して、いつまでも健康でいられるよう予防が重要なのです。少しでも気になる症状があれば、一度L歯科クリニックにご相談ください。

             L歯科クリニック 歯科医師 副島寛貴

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